金環日食

朝早く起きて金環日食をはじめから観察しようと思い、気がついたときは朝5:30。
朝の光を感じ、前日まで曇り予報だったけど大丈夫そうだなと思い、二度寝…。
食の始め(第一接触)は6:30ごろだったのだけれど、おきた時は45分ごろ…。とりあえず遮光プレート越しに太陽を見ると結構食われてる。
 前日までに準備してた、てづくり機材を用意して外へ。ネットを参考に老眼鏡+双眼鏡の接眼レンズ+筒で作った太陽投影板をセッテング。筒は掃除機の伸縮するパイプに遮光のために水道管の保温パイプを巻いたもの。老眼鏡は父親のを拝借。接眼レンズはダイソーで入手した双眼鏡を分解してレンズを利用。
 これ、老眼鏡を通して太陽を投影すると約1メートルぐらい先の地面に太陽が投影される。ピンホールで投影するよりも、明るさがあって見やすい(像の大きさは1センチぐらい)。
で、明るくて小さいものを、接眼レンズを使って拡大して投影するって仕組み。
 日曜日にリハしたんだけど、結構良く投影できるのね。びっくり。
手作り太陽投影装置全景
部分日食状態の太陽が投影されてる
老眼鏡だけで投影した金環日食7:35(レンズを通しているので像が反転してる)
実際に今日やってみると少し像がブレル感じになっちゃった。2-3つの像が出てた。
老眼鏡レンズが少し曲面になってるから屈折したのかな…。
で、食分が大きくなると少しづつ暗くなってくるわけです。
仮に太陽が1%だけしか見えていなくても月明かりの1000倍明るいって話を聞いていて「皆既日食と違い金環日食は太陽が一部でてるから明るい!(=だから遮光プレートが必須)」と聞いていたけれど、想像していたよりかは暗くなった!!
自分の影の輪郭もブレて2重3重になるんだね。乱視になったような感じ。
木漏れ日もピンホール投影で形が面白くなるので実際に確認してみようと思ったんだけれど、言われて見ればそんな感じに見える程度。きっと木が覆い茂ってる木の木漏れ日ならきれいに見えたのかもしれない。TVで見たんだけど、立体駐車場の2F床に滑り止めor排水の為にで開けられた無数のパンチ穴をピンホールにして、1Fに投影される太陽の像がすごくきれいに投影されてた。規則正しく開けられた穴だから、木漏れ日と違って幾何学的。
で、あとは遮光プレート越しに移した太陽の像を数枚紹介。
金環日食2012年5月21日7:33
金環日食2012年5月21日7:34
金環日食2012年5月21日7:38
金環日食2012年5月21日7:39
金環日食2012年5月21日7:52
金環日食2012年5月21日7:54
工学10倍×デジタル2倍の20倍で撮った太陽だけど、手差しで遮光プレートを通すと光量がすくなくなってしまいかなり手振れ・・・。三脚忘れた。用意してたけど、金環が始まっちゃったから、あきらめたし・・・。何枚かとって比較的ぶれてない写真をPCで補正しました。TVとかで見ると、天体望遠鏡とNDフィルターを組み合わせないとやはりきれいには写せないんだろうな。
金環状態は群馬では3分程度。7:33〜36分ぐらいのつかの間の時間。家族みんなで庭に出て観察しました。たぶん、生きてるうちには金環はもう見ないんだろうな・・・。次は300年後だし。直近の日本では次回北海道で金環みられるけれど遠征なんてしないとおもう。
でも、2035年には群馬で完全に暗くなる皆既日食見られる!
固定された土地で考えた場合金環も皆既も両方とも見られない世代だっているわけで、きっと幸せな方だとおもう。2035年9月の皆既日食、ぜひ晴れてください!