Kagerou

斉藤智裕著の「KAGEROU」を読んで見た。ネタバレするかもしれないから、この本を読む人はこのブログは読まないでください。
姪っ子がサンタに貰ったとかで、自分が「読み終わったら貸して」って言ったんだけど、本人は3学期始まってから朝のHRの後の5分間読書の時間に読みたいらしく先に見て良いってことになりまして。今日、風呂入る前に読み始めたんだ。
ネットでは酷評だったので期待なんかしていなかったけれど・・・。そもそも、過程が茶番劇だったのでは?って疑問が払拭はできませんがね。
ネットからの事前情報で、内容はもっと出来が悪いのかと思っていたけれど、それなりには楽しめたよ。アマゾンのレビュー見た後で、へんな先入観があったので出来の良し悪しは判断できねぇ。荒削り感はたっぷりあったなぁ。文字も「大きめ」ってネットに書いてあったので国語の教科書ぐらいデカイのかと思っていたけれど、12ポイントぐらいだった。でも他の本に比べたらデカイね。1ページの行数も14行だし。文庫本も14〜16行が多いのだけれど、それを2倍に拡大コピーした感じかな。
字がでかいので2時間も掛からずに読み終えることが出来た。スラスラっと頭に入ってくる。
これで映画化とかは無理かもしれないかなって思った。世にも奇妙な物語とかがちょうど良いかも。
処女作だし、次に期待だわ。きっと次の出来次第で水島さんの素質が見えるようなきがする。
で、全体の内容はどうでもよくて、本編に出てくるナゾナゾ的な部分が気になっちゃってさ。
風呂入りながらずーっと「なんで???」って考えてたのが、下記の箇所。
「・・(略)・・地図を29ページと30ページの間に挟んで元に戻しておくこと」って書いてあるの。変だと思わない?』
の部分。「29と30の間には地図は挟めない」って事でファイナルアンサーらしい。物語の内容だから現実とは乖離してて一向に構わないんだけれど、登場人物が言うには不可能って事みたい。
でもそんなの本次第で見開いて右が29ページなら左は30ページだし、その間にはしおりでも何でも挟めるじゃんって思ってたんだ。試しにKagerou本体の29pと30pを見てみたら、見開きの左右に29-30があるのではなく、29をめくると30になる。1枚の紙の表裏が29-30でその通りだった。でも、腑に落ちなくてさ。どこからページ番号振るかなんて、本ごとに違うだろうからと思って、家にある本をいろいろ見てみたらびっくり。どの本も29ページと30ページは表裏で、その間には何も挟めないんだ。左ページから右ページの順に読む数学の教科書も、JR時刻表もみんなそう。
?左-右に読む本は、左側が偶数ページで右側が奇数ページ(右:2x 左:2x+1)
?右-左に読む本は、左側が奇数ページで右側が偶数ページ(右:2x+1 左:2x)
上記のカッコ内の数式を見るとわかるけれど、29がどちらかにある場合は、次の30ページは紙をめくらないと現れない。?なら見開いて右28p左29p、?なら右29p左28pな関係。
どの本見てもこうなってる。
JISでページを振る場合の規定が制定されてるのかもしれない。知らなかったよ。
Kagerouを読んだ事よりも、この謎が解けた方がスッキリした。もしかしたら、これって一般常識なのかな?
これを知ってた水島先生はとっても偉いんだろーなぁ。

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