the derivation of Ryomo

日曜の産経に今後も覚えておいた方がよさそうな記事が載ってたので、忘れないように備忘録。
群馬・栃木辺りは古墳時代には毛野国[毛(け)野(ぬ)国(のくに)]って呼ばれていて、律令制の下で上毛野国(かみつけぬのくに)と下毛野国(しもつけぬのくに)に分けられた。
で、713年の好字令でめでたい漢字二文字にしろってことになって『毛』を抜いて上野・下野になったらしい。
ここまでくると、上毛(じょうもう)だったり両毛(りょうもう)だったり今でも使う言葉に近づいてくる。
でも、「上毛」ではなく「上野」「下野」が知名になったのはなんでか?って事なんだけど、毛野国に住んでる人を表す「毛人」って単語は「えみし」とも読むらしい(IMEでは変換されなかった)。意味は違っても「えみし」=「蝦夷」が連想される。蝦夷(えみし)の居る東北は中央政権の力が及ばなかったし、東北で中央政権に帰属しない勢力との争いもあったことだし『毛』を積極的には使いたくないのもわかる。(12世紀・鎌倉時代辺りになると蝦夷地=北海道のことを示すようになるらしい。)
で、「毛」をむしり取って「上野」と「下野」になったらしい。
ちなみに下野は「しもつけ」で、上野は「こうずけ」って読む。そこで、疑問なんです・・・。「こうづけ」ではなく「こうずけ」の謎。共通するはずの「つ」を濁らせて『づ』ではなく『ず』なのは何で???
あともうひとつ地域を表す「上州(じょうしゅう)」と「野州(やしゅう)」。下州ではなく野州になったのはなんでなんだろ。使われてる漢字は共通しているから、由来は上記に近そうな気はするんだが明確にはもっと調べてみないと分からないわな。
やっぱ、歴史ってちゃんと勉強しておくんだったなぁっていまさらながら思ってる。
中学のときから国語と歴史は捨ててたし・・・しわ寄せが来てる。
「下野」の由来についての産経記事を見たのはIpodの電子版。で、電子版ゆえ紙媒体ではないので手元には資料が残ってない。数日前の記憶を下に書いた憶測的内容なので、まかり間違って検索エンジンでたどり付いたりした場合は鵜呑みにしないようにしてください。