茶毒蛾

日曜日、梅の実を取りに木登り。
今年も大量。梅干がいっぱい出来るかなと思いつつ、木の上でバランス取りながら収穫。
8メートルぐらいの梅の木の下半分ぐらいを取り終わったところで、そこそこの収穫量だったので、一段落。
上の方は枝が密集してて容易に手が届かないし、幹も細くなってきちゃってるので収穫できたのはせいぜい足掛け位置の4M+身長分って事で。
残りは地上から物干し竿を振り回して落っことす作戦って事で。
で、疲れてしばらく休んでたら目の下がかゆくなってきてさ。鏡を見たらプッくら膨らんできてて。蚊にでも食われたのかとおもったんだけれど、目元だし。蚊が来たら気がつくわけで…。
そしたら見る見るうちに腫れ上がって、かゆみもドカドカ押し寄せる訳で…。
目元にムヒを塗ったら直ぐ収まるだろうと思ったんだけれど、目論見が甘かった…
目元にムヒは、生き地獄。スースして爽快感のあるメントール成分が気化して目に突き刺さる!我慢できずにすぐ顔を洗ってきた。
しばらくほっときゃ痒みも忘れるだろうとね。
風呂に入っても全然治らないし、時間もすでに5時間ぐらい経過してるのに腫れは収まる気配ないしさぁ。
「ものもらい」から「ダニ」までネットで調べまくったんだけれど、よく判らなくて
梅の木に毎年住み着くアメヒト(アメリカシロヒトリ)が原因なのかと思ったんだけれど、アメヒトは葉っぱを食い荒らすだけで人体には害が無い様で...
木の上で作業してる最中は、これといって“毛虫”を見つける事はなかったから毛虫の線は消えたかなって思ってたら、毛虫を紹介してるサイトにイヤーな説明を発見…
チャドクガ(茶毒蛾):ドクガ科
 チャドクガは生涯を通じて毒針毛をもち触れると強いアレルギー反応を起こす。毒針毛は50万本。接触れなくても木の下を通ったり、風下にいるだけで被害にあうことがある。幼虫の脱皮殻や、殺虫剤散布後の死骸も毒針毛をもち注意が必要である。、刺されたときの痛みはほとんどなく、2〜3時間して赤くはれ上がり痒くなる。治療法はガムテープなどを貼って毒針毛を除去し抗ヒスタミンのステロイド軟膏などをぬる。被害にあったときに着ていた衣服は毒針毛が付着しているので洗濯しないで触れると再び被害にあう。
茶毒蛾って漢字で書くとなんか変な感じだな。芸人みたい。
毛虫⇒蛾と成長するんだけれど、成虫の蛾も毒針持ってるなんて…
作業していたときは必須事項の長袖・手袋だったんだけれど、
・脱皮殻も毒針毛をもち・・・
・衣服は毒針毛が付着しているので洗濯しないで触れると・・

手袋は左手は木にしがみついても痛くないように皮手袋。右手は主に梅の実を収穫するので柔軟性のある普通の軍手。
被害箇所は
左手の手首…革手袋を着用していたけれど、革だから伸縮性がないので手首には隙間が。
右目の目元…右手は軍手。軍手はスカスカだけれど、刺さっても0.5MMの針は直接皮膚までは到達できないと思う。が、普段メガネのホジションを右指で直す習性が。木の上でも何度も直してた...直ぐに症状が現れないって厄介だなぁ。
発症後もテープで毒針を取り除くことなく掻きむしってしまったし…
というわけで、まちがえなく毒性の毛虫が原因って訳で、抗ヒスタミンのステロイド軟膏を塗ろうって思ってみたものの、普通の虫刺され薬はかなりの確立で「非ステロイド」って訳で。むしろ「非ステロイドだから安心」ってのが売りのようで、ステロイドを使ってる軟膏がなかなかない。しかも普通の虫指され薬は毛虫には逆効果なんて書いて有ったりしたもんだから、探し回ったねー。
したらば見つかったよ。「外用合成副腎皮質ホルモン剤 ●●軟膏」
きっと誰かが皮膚科で貰ってきた薬なんだろうな。薬箱に入ってた。メントールが入ってないから目の近くでも刺激がないから良いわと思って塗ったたんだけれど、ステロイドって結構危険な薬?なようで、強さを5段階のレベルで分類しているようなんだけれど、?群very strongって分類だった・・・。こんな強さは顔には使っちゃまずいなって事が察しつきましてね。顔は腕とかに比べたら薬剤の吸収率が10倍程度あるようで…怖かったから直ぐに洗いました・・・。副腎皮質ホルモン剤って名前からしてかなり強力そうだとは察しが着いていたんだけれどね・・・処方を受けた訳でもないので、完全な自己責任だし。
弱いステロイド系の薬でしかも市販品ってないのかと思って色々調べたんだけれど、それなりには売ってるようで。
蚊に刺されたときに使う普通の「ムヒ」は入ってないけれど、しつこい痒み用の「ムヒ アルファ」にならレベルが一番低い分類のステロイドが入ってるらしい。
公式HPからムヒアルファの使用説明書PDFを落として読んでみたら、しっかりと名指して「チャドクガ」にも効くって書いてあった。もっと早く気がつけばよかったなぁ。
今まで虫刺されの薬なんてどれも成分は一緒なんだと思ってたけれど、原因によって使い分けしなきゃならんのだねぇ・・・。
でもこの「ムヒ・アルファ」は、”レギュラーのムヒ”よりはメントール成分が弱い気がするけれど、さすがに目の近くはメントールが気化して目に刺さってくる…おかげで眠気は一発で消えるけれどね。
普段、蚊に刺されたときはメントール成分のスースー感が「効いてるぜ」って感じで痒みの誤魔化し?ができるけれど、顔につけることを想定してメントール無しも作ってくれないかなぁ。歩いてるときは風の流れで目には突き刺さってこないんだけれど、止まると...
ちなみにチャドクガの苦しみは2日程度では消えないらしい…。自然治癒では2-3週間?も掛かるなんてかいてあるHPも有るし。
ステロイド使って治るのはいつになる事やら・・・それから、家にあったレベル2の強いステロイド系の薬は、レベル5(一番低い)と比べて100倍の強さだったらしい。無知って怖っ。
それよりも“レベル”って数値が下がるほど警戒度が増えるのか?数値が増と警戒度も比例するのかと思ってた。ベスト10とワースト10みたいなものか?
作業時に着ていたロンTも洗濯したけれど、怖くて着れない…。