ICタグ

ICタグ(RFID)の実用化実験とかで、ワインやアパレルのショップで実験が始まったらしい。
手に取ると商品のタグ情報をアンテナがキャッチして画面に商品の詳細が表示されるらしい。
タグを能動的にアンテナ付近に持っていった場合にのみ表示してくれるものだと思ってたんだけれど、アンテナ配置を密にして商品を手に取った時点で情報表示するものもあるらしい。
手に取った時点で毎回毎回、音声と文字で詳細を知らされてもウザく感じないんだろーか。
ゆっくり商品を見たいのに店員がマンツーマンで付きまとってるようで…。しかも画面だけならまだしも、音声が流れるとなると「こいつ、この商品買いたいらしいぜ」って周りに周知してる様で、恥かしいんじゃない?
TVを見てる限り、ワインショップの方は半自動式(自分でアンテナに近づける方式・トイザラスの価格チェッカーやCDショップの視聴機見たいな感じ。これらはバーコード式だけどね)で、アパレルのほうは手に取った時点で自動的(勝手)に表示するタイプだった。
ジャンルを問わず半自動式でたのむよ。「情報が欲しい時に、いつでも得ることができる」ってのがユビキタスの定義なんだから、情報が欲しくないときでも勝手に動作されちゃ・・・
よくよく考えてみると、半自動方式にしちゃうとICタグのメリットが無くなっちゃうから?バーコードをリーダーにかざすと情報表示する物って現に有る訳だし(情報を得るための人間の手間は同じ)…。
実用化実験のタグがどんなものか分からないけれど、バーコードの様な商品固有の番号をタグに与えてPOSの商品情報と関連付けてるだけなんじゃないかと疑ってみたり…。タグの記憶域から商品情報を持ってきてないとタグを使うメリットを生かせてないし。
商品を買った時にタグも一緒について来れば、家でリーダーをかざして情報を見ることができるんだけれど、タグは再利用できる&まだまだ高価って理由でレジで回収されそう。(わざわざ回収する手間がかかるんなら、バーコードのままでも良いんじゃね?って気もしないでもない)
<<なんだかんだ言っても実用化実験の事に関して思ったことを羅列してるだけなので、完全実用化される頃には改善されてると思うけどさ。>>
ICタグ(RFID)だけに限って言えば凄い技術だと思う。複数個あっても一発で読み書きが出来るらしいので、会計処理の時間短縮や在庫確認などなどいい事尽くし。「お買い上げ」って情報も書き込めるらしいので、会計処理の終わってない商品を万引きしようものなら出入り口のゲートで反応って事もできたり。
でも『タグの量産化で単価を落し、商品にタグを埋め込む事でバーコードが姿を消す』ってのは、まだまだ遠い未来なのかもねー。現にタグの世界標準が決まったばっかのようだし。